07年新人ドラフトプレヴュー 第1巡指名予想

1 タムパベイ・デヴィルレイズ
ここ数年でレギュラー級の野手が多くデビューしているが、組織全体を見てみると、左腕投手にやや人材を欠いている。となれば、大学球界No.1投手と高い評価を受けているヴァンダービルト大学3年のデイヴィッド・プライスを当然指名するはずだ。

2 カンザスシティ・ロイアルズ
すぐにMLBでプレイできる選手よりも、3年くらい先を見越した指名をしてくるように思われる。高校球界屈指と言われる、シートンホール・プレップスクールの右腕リック・ポーセッロを狙ってくるか。

3 シカゴ・カブズ
正捕手マイケル・バーレットは、打撃はともかくも、守備に不安が多いので、近いうちにはこの位置を取って代わることのできる選手がほしい。ジョージア工科大学3年のマット・ウィーターズに、未来の正捕手の座を期待することだろう。

4 ピッツバーグ・パイレーツ
ここ数年のドラフトで獲得した、トム・ゴーゼラニー、イアン・スネル、ザック・デューク、ポール・マホルムが並ぶ先発ローテーションで今年のティーム状態は悪くない。次は若手野手の台頭を待ちたいが、それにはサイプレス高校の三塁手ジョシュ・ヴィッターズが適役だ。

5 ボルティモア・オリオールズ
就任2年目の名投手コーチ、レオ・マツォーネの指導が成果を見せ始めている。デイヴィッド・プライスに次ぐ左腕投手と評判をとる、ミズーリ州立大学3年のロス・デトゥイラーと契約して、早くローテーションに加えてみたい。

6 ワシントン・ナショナルズ
全体的に選手層が薄いティームなので、投手でも野手でも、すぐにMLBでプレイできるような大学生選手を狙ってくるだろう。トップクラスの大学生右腕アンドルー・ブラックマンを指名して、シーズン後半にはローテーションで起用してくるかもしれない。

7 ミルウォーキー・ブルワーズ
組織全体を見てやや手薄な外野手を補強したいが、生憎と今年の外野手はかなり人材を欠いている。長打力と強肩とを買ってチャツワース高校のマイク・ムースタカスを指名、プロ入りしてから外野に移すというアイディアはどうだろう。

8 コロラド・ロッキーズ
若い投手の成長には目を見張るが、左腕投手がやや不足している。今年のドラフト候補には大学生左腕にいい素材が揃っているので、この順位であればクレムソン大学3年のダニエル・モスコスを指名できれば理想的ではないか。

9 アリゾナ・ダイアモンドバックス
昨年の第1巡指名だった右腕マックス・シャーザーと契約できたので、将来性を重視する指名に方針を変えてくるはず。今度は左腕を狙うだろうから、最近評価がうなぎのぼりのサウスコールドウェル高校のマディスン・バムガーナーを指名するだろう。

10 サンフランシスコ・ジャイアンツ
これまでヴェテランが多かった野手は、若手の伸び悩みが続く。今年のドラフト候補の中で、すぐにでもMLBでプレイできそうな野手は誰かと考えると、ルイスクラーク州立大学3年の三塁手ボー・ミルズを選ぶことになる。

11 シアトル・マリナーズ
ティームの主力選手やフリーエージェントと複数年契約を結んでいるため、若手がすぐにはデビューしにくいという状況にある。超高校級と言われるカーヴボールを持つ、フィッチ高校の右腕マット・ハーヴェイを指名して、じっくり育ててくるか。

12 フロリダ・マーリンズ
昨年は新人の活躍が目立ったが、外野手の成長はやや頭打ち。ジェレミー・ハーミダやジョー・ボーチャードなどの飛躍を期待する一方で、ヘンリーカウンティ高校の外野手ジェイスン・ヘイウォードにもマーリンズの未来を託したい。

13 クリーヴランド・インディアンズ
昨年7月にボブ・ウィックマンを放出して以来、クローザーの人材には頭を悩ませている。ヴァンダービルト大学4年のケイシィ・ウェザーズならば、シーズン後半にもクリーヴランドのブルペンに加わることができるだろう。

14 アトランタ・ブレイヴズ
伝統的に高校生投手の育成に定評のあるアトランタだけに、今年も高校生を上位で指名してくるだろう。地元ジョージア州にあるカルフーン高校の左腕ジョシュ・スモーカーは、州内No.1の高校生投手と評判だ。

15 シンシナティ・レッズ
過去2年続けて外野手を第1巡で指名してきたシンシナティは、そろそろ投手も補強しておきたい。アーヴィング高校の右腕ブレイク・ビーヴァンは、高校生ながら落ち着いた投球を披露する選手で、04年の第1巡指名だったホーマー・ベイリィ以来の逸材になるだろう。

16 トロント・ブルージェイズ
現在正捕手のグレッグ・ゾーンが故障でメンバーを離れているが、それをカヴァーする控え選手の層が薄い。しかし、すぐにMLBでのプレイが期待できる大学生よりも、パンクサートニィ高校の捕手デヴィン・メソラコの総合力の高さを買う。

17 テキサス・レンジャーズ
テキサスの外野手は10年前だったらオールスター級の顔ぶれだが、さすがにいずれも峠を越した。人材不足と言われる外野手の中では、俊足巧打のテネシー大学3年フリオ・ボルボンは、ケニー・ロフトンの後継者にはうってつけだ。

18 セイントルイス・カーディナルズ
昨年の世界一クラブも、先発スタッフの再編成にはかなり苦しんでいる。できる限り早くMLBで投げられる、しかも可能であれば、人材不足の左腕投手を指名したいところ。ライス大学3年の左腕ジョー・セイヴリーあたりが、その要求に応えられそうに思われる。

19 フィラデルフィア・フィリーズ
スコット・ローレンを放出して以来の人材難に苦しむ三塁手の補強が最優先の課題になるだろう。チャツワース高校の三塁手マット・ドミンゲスは守備力の高さが評判で、マイク・シュミット、ローレンと続く、強打巧守の三塁というティームの伝統にふさわしい。

20 ロサンジェルス・ダジャーズ
フィラデルフィアと同じく、アドリアン・ベルトレが去った後の2年間は50試合以上先発で三塁を守った選手がいない。メモリアル高校の三塁手ケヴィン・アーレンズは、攻守両面で高校生の水準をクリアしている。

21 トロント・ブルージェイズ
エコール・デュ・ヴェルサンの右腕フィリップ・オーモンは、カナダではアダム・ローウェンに匹敵する素材と評判を取っている。3年マイナーリーグで経験を積めば、トロントの先発スタッフに連なることができそうだ。

22 サンフランシスコ・ジャイアンツ
まず野手を押さえたところで、次にサンフランシスコが狙うのは左腕投手。メリーランド大学3年の左腕ブレット・セシルは、先発、救援と両方の経験がある選手なので、ティームの状況を見ながらどちらで育てるかを決めていくことになる。

23 サンディエゴ・パドレス
現在ジョシュ・バード、ロブ・ボーウェンの併用でまかなっている捕手をまず何とかしたい。テネシー大学3年の捕手J・P・アレンシビアは打撃を評価をされているが、マイナーリーグで鍛えれば、守備もMLBでも通用するレヴェルになると見られている。

24 テキサス・レンジャーズ
昨年暮れにジョン・ダンクスをシカゴ・ホワイトソックスに譲ったのは惜しいことをした。できれば左腕投手を補いたいが、高校生の右腕投手としては、リック・ポーセッロに劣らぬ速球を投げるという、ノーウェル高校の右腕ジャロッド・パーカーを押さえる。

25 シカゴ・ホワイトソックス
ローテーションを若手へと移行しつつあるホワイトソックスは、近い将来のMLB昇格が期待できる大学生の投手を狙ってくるだろう。安定感に定評のあるテキサス・クリスティアン大学3年右腕ジェイク・アリエタならば、その条件にきっとかなうはずだ。

26 オークランド・アスレティックス
ビッグ3が解散した後のオークランドは、投手スタッフの再編成の真っ最中である。最近の試合で2安打完封勝利をマークして評価がまた上がってきた、アーカンソー大学3年のニック・シュミットを指名して、左腕投手不足も解消したい。

27 デトロイト・タイガーズ
遊撃手のカルロス・ギエンは、打撃はいいが、膝の故障で守備範囲が狭まっている。このところ打撃好調で評価が急上昇中の、オワソ高校のピート・コズマを指名して、将来はギエンを一塁に移動させる。

28 ミネソタ・トゥインズ
AAA級ロチェスターでは強力な投手スタッフを擁し、フランシスコ・リリアノも来年には復帰するミネソタなので、今年のドラフトの狙いは野手。特に弱いとされている三塁手に、リバティ・エリヨ高校の三塁手ウィル・ミドルブルックスを迎える。

29 サンフランシスコ・ジャイアンツ
第1巡指名権を3つ持っているサンフランシスコは、まず大学生選手を確保してから、高校生を指名してくると考えられる。ホライズン高校の右腕ティム・アルダースンも、先発、救援どちらもこなせる投手として知られる。

30 ニューヨーク・ヤンキーズ
ここ数年フリーエージェントとの契約やトレードなどでまかなっている外野手が不安。過去第1巡名選手を7人も出している名門ヒルズボロ高校でプレイする外野手マイケル・バージェスの長打力に期待するか。

(6/4/07)